マンションに住んでいると、
落書きなどのいたずらに頭を悩ませる機会が多々あります。
エレベーターの中、壁やエントランスなどへの落書きは
決して気持ちの良いものではありません。
マンションには多くの世帯が住んでいるだけでなく、
不特定多数の人間が出入りするので
同じマンションの住人の子どもの仕業なのか、
あるいは外部の人間の仕業なのかを特定することも大変 困難です。
マンション内ではできるだけ「監視性」を高めた環境作りを行い、
落書きなどのいたずらが一件でも減るように努力しましょう。
いたずらをする人間が最も気にしていることは「人目につかないかどうか」です。
見通しを良くして、監視しやすい環境をマンション内に作ることでいたずら被害を減らすことができます。
住人同士が協力して、いたずらをひとつでも多くなくしていきましょう。
「不審人物がいないかどうか」道路や入居スペース、共用スペースから見やすくするために、
照明環境を整え、見通しを改善することも大切です。
その際、監視カメラなどを利用して死角をなくすように努めましょう。
いたずらをする人間の顔や行動を明確に識別することができるように
共用玄関内側の床面やエレベーターホールなどは
50ルクス以上の明るさを確保しておきましょう。
共用玄関の外側、共用廊下・階段などでは、
顔と行動が識別できる20ルクス以上の照明が理想的です。
一定の明るさを保つと隠れるスペースがなくなるだけでなく、
顔や行動が把握しやすくなるので犯人に逃げる隙を与えずに済みます。
植木はきちんと剪定し、道路からでもマンションの敷地内が見渡せるようにしておきましょう。
高い木がある場合は、枝ぶりが人の視線の高さより高い位置にしておきます。
また、生垣がある場合は死角を作っていないかどうか確認しましょう。
●塀やフェンスの高さは低くして、見通しを良くしましょう。
●ベランダやバルコニーも不審者を確認することができる「すりガラス調」のものに変更しましょう。
●エレベーターは窓付きのものにして、中の様子がわかるようにしましょう。
防犯カメラは、あらゆる事件を解決するのに役立ちます。
共用の玄関部分には逆光補正機能があるカメラを設置することが望ましいです。
屋外であれば、暗視対応のカメラを設置しましょう。
また、雪や雨、いたずらなども考慮した上でカメラを選んで設置することが大切です。
防犯カメラの映像はデジタルレコーダーで鮮明に録画し、
プライバシーを考えた上で録画映像の運用をしてください。
デジタルレコーダーは必ず施錠することができる専用ラックに入れて
保守点検の実施を怠らないようにしましょう。
防犯カメラは侵入検知センサーなどと連動させて監視性を強化することもできます。
複数の異常を少ない監視者で対応できるので、大変 便利です。