ある特定の人に対して執拗につきまとう人物のことを「ストーカー」といい、
その行為を「ストーキング」といいます。
ストーカーは女性にとって身近な存在であり、
同時にとても恐ろしい犯罪のひとつでもあります。
マンションで暮らす女性(特に一人暮らしの女性)が
ストーカー被害に遭わないためには一体どうしたら良いのでしょうか。
恋愛関係にあった人や結婚相手など、最も身近な存在だった普通の人が
突然 ストーカーへと変貌をとげることが多く、
ストーカーの約7割を占めていると言われています。
警視庁の発表では、
具体的にストーカーになりやすい性格の傾向はないとのこと。
ある人を好きになる→好意をもっている相手も自分のことが好きであるに違いないと思い込む
→何らかの理由で、恋愛関係になれないことを知る→裏切られたと思い込む
→抱いていた恋愛感情が憎しみに変わる→ストーカー行為を行う
実際にストーカーになるまでの心理的プロセス(上記)を見ていくと、
人間であればいつでもストーカーになる可能性があるのだということが理解できます。
マンションで一人暮らしをしている女性が
ストーカー被害に遭わない為にできることには一体どんなものがあるのでしょうか。
被害に遭わない為には、極力ターゲットにならないように
日常のちょっとした行為にも十分 気を配ることです。
例えば、「個人情報を相手に知られないようにすること」、
「女性一人で住んでいることを相手に悟られないようにすること」の2点はとても重要です。
●個人情報の取り扱いには十分気をつけましょう。
ストーカーは個人情報を入手してつきまとい行為を行います。
捨てた雑誌やカタログ、通信販売の明細書、
公共料金や電話料金の明細書、手紙、レシート、請求書など
個人情報が記載されているものは必ずシュレッダーにかけてから捨てるようにしましょう。
●ネット上での安易な書き込みは避けましょう。
FacebookやTwitterなどのSNS、ホームページなどから
個人情報が漏れてしまうことがあるので注意しましょう。
●一人で住んでいると思われないようにしましょう。
ストーカーの被害に遭うのは、ほとんどが一人暮らししている女性です。
同居人がいない場合でも、
男性用の下着を干すなど同居人がいるように振る舞うようにしましょう。
●女性らしいカーテンは避けましょう。
●電気などの明かりで家にいるのかどうかが分からないように、
カーテンを厚手のものにしましょう。
●外から部屋の中が覗かれないようにカーテンを閉めておきましょう。
●照明は夕方になったら自動的につくようにタイマーをかけるなどして、
在宅なのか不在なのかをわからないようにしましょう。
●洗濯物は目につくところに干さないようにしましょう。
●表札は苗字だけのものにしましょう。
●交際をしている相手であっても、安易に鍵を渡さないようにしましょう。
●近親者にお願いして、時々見回りなどに来てもらいましょう。