店の前の駐車スペースに1台の軽トラックが入ってきて
車から降りた不審な人物は、ウロウロしながら辺りを物色していました。

ウロウロしているとセンサーが反応して、その人物と軽トラックのナンバーをハッキリ照らしていました。
金目のものがないと判断して道路の反対側にある駐車場へと向かいました。
そこに止まっていたバイクショップの車の荷台からはしご2台を、乗ってきた軽トラックに積み込みました。

その3日後…

同じ軽トラックが、今度は営業中の店に戻ってきました。
男は、カタコトの日本語で「修理してほしい」と、なぜかナンバープレートの付いていない原付バイクを押しながら店を訪れました。

まさかの客としてやってきたのです！
「バイクを見たい」と言い出して男が外に出た時、案内していた社長がなんとなくその軽トラックを
見ると3日前にハシゴを載せていた車と車種とナンバープレートが同一のものでした。
社長は、窃盗犯のまさかの来店に驚き、店に駆け込んで、話を聞いた別の従業員が慌てて外へと飛び出した。
男は車で逃げようとしたが、従業員がギリギリのところで捕まえました。

男は従業員に問い詰められ、「はしごを取りました」と白状しました。
通報から約10分後、警察官が店に到着し、男は抵抗することなく連行されていきました。
逮捕されたのはベトナム人の男（23）です。

客として訪れた犯人に違和感があった…

「下見で探っているような感じの行動をとっていたので、あれ…なんかおかしいなと。防犯カメラの映像をかなりよく見ていて、そっくりだったので気付いたんです」
とのこと。

【独自】はしご泥棒が犯行3日後“客”として再訪し逮捕…何食わぬ顔で来店も社長気付く　“きっかけ”は防犯カメラの鮮明映像 FNNプライムオンライン(2023/02/01 06:10)

バイクショップの店員さんが何度も何度も１度目の犯行映像をみて、再犯を
阻止することができました。

実際に防犯カメラで犯人を捕まえる事ができています。
全国の警察が2021年に検挙した事件約25万件のうち、防犯カメラ映像（ドラレコを含む）によって解決した事件は全体の14％だそうです。(警察庁ホームページより)

今回は返ってきましたが、１回目のハシゴも盗られたくないですよね…
１回目にハシゴを盗んだ時、「この店ならまだ盗れる」と思わせたのかもしれません。
「盗れる」と思わせる事がダメなのではないでしょうか？